2021年10月のながはま冒険遊び場活動記録

暑かった今年の夏も今は昔
みなさんはどんな秋お過ごしですか?
毎年秋になると読書が止まらなくなるタイプのふっくんです

緊急事態宣言明けということで
実に2ヶ月ぶりになる「ながはま冒険遊び場」活動レポートです!

10月の冒険遊び場のあそび


今回は子ども11人の参加者がありました
ふくらの森での活動を始めて早5年
今回初めてオトナの参加者0人

子どもたちのみ冒険遊び場回となりました!

10月のながはま冒険遊び場のメニュー

  • たき火
  • 木登り
  • 鬼ごっこ
  • 森の探検
  • タイヤブランコ

寒くなってきたからか、やはりたき火が大人気!
っていうか、マッチで火を付けたいだけだな!

 

オトナも子どももやはり本能的に心落ち着く『火』を求めているのかもしれません

あと四六時中、子どもたちに「ふっくん!こっちきてー!」と呼ばれ続けていたので
イマイチどんな遊びをしていたか実は記憶にありません

なんか楽しくて木に登ったり
ふざけて走り回ったり
ちゃんと名称を付けない「名もなき遊び」ってヤツは実は結構多くって
目まぐるしくって一瞬で時間が過ぎていってしまいます

恐らく次回もこんな感じなのでしょう

客観的な第3者の視点で冒険遊び場を観測していただける方、待ってます!

たき火と遊びと知識の話


秋冬なので、「たき火」の話をしましょうか
結論から先に述べると、「たき火」ヒトツで実に多くの学びがある、という話です

冒険遊び場の活動の中で最も消費量の激しい物品が実は「マッチ」だったりします
そりゃもう一度取り出そうモンなら、1箱なんて一瞬で消え去ります

それくらい無限にマッチ擦ってます
「マッチ擦りの少年少女多すぎ問題」を提議したい!

そもそも火は怖い

火やマッチに慣れない子どもたちの動きは必ず決まってこうです

マッチを擦る

火が付く

マッチを投げる

火…熱いモノを触るとヤケドする
あるいは、「反射」でパッと手を引く
どちらにせよ動きは上記のようになります

そして、ここから読み取れることといえば
「火は怖いもの」という意識です

そう、遊びの中とはいえ火は怖い
けれど、謎の魅力を放っていて、ついつい次のマッチを擦りたくなる
そういう代物だということです

ヤケドや森林火災は常に大人の頭をよぎる「最悪の事態」ですが
子どもだって無知や無茶でそんなことをやらかすコトはない
なぜなら、子どもだって「火は怖いモノだ」と知っているから…ということは頭に入れておかねばなりません

焚き火と学び

焚き火をしている子どもたちに掛ける声にも流れがあります

・マッチだけでは燃えないぞ!!燃料になる落ち葉とスギ葉を集めろー!!
・葉っぱだけだと、すぐ火が消えちゃうぞ!細い枝をいっぱい集めろー!!
・火が大きくなってきたな!最後は太い、でっかい枝だー!!
・大きすぎると焚き火台からはみ出すぞ!!入る大きさまでぶっ壊せー!!!!

と、だいたいこんな感じです

そして、焚き火の火を大きくしていくと発見が次々に現れます

・葉っぱをいれると煙がたくさん出る
・炎の側にいると熱い、反対側はだいじょうぶ
・メチャクチャ燃える葉っぱ(スギ葉)がある
・森の中にある、これがスギの木
・枝は簡単に折れるモノと折れないモノがある
・長い木を切るにはのこぎりが使える
などなど

実体験として「知って」、身をもって「学び」ます

こういう経験を踏んでいる子たちが次に焚き火をやる時に
如実に現れる変化は「火との距離」です

最初は立ってマッチを擦って、焚き火台から1m離れたところからマッチを放り投げていた子どもたちも
場数を踏むと、しゃがみこんでマッチを擦って、そっと落ち葉にマッチを持って近づけます

焚き火台に枝を入れるのにしても、
やはり最初は遠くから投げていた子どもは
段々と焚き火台に近づいて、確実に炎の揺らめく場所に投げ込めるようになります

「火は怖い」という意識は持ちつつも
だんだんと怖い火との付き合える『距離』を体感として測っていける

こういう子どもたちの成長を一番よく見て取れる
焚き火を通じた面白みって、そういうことかなと感じます

次回予告


次回、ながはま冒険遊び場は11月13日(土)
もうさすがにこんなに暑いことはないと思います

焚き火は毎回出していますので、子どもと火を楽しむ秋シーズン
親子参加で!という方もお待ちしております!!