夏の暑さも通り過ぎ、涼しい季節になりましたね!ふっくんです
今回は10月のながはま冒険遊び場の活動の様子をお届けします!
10月のながはま冒険遊び場は子ども◯名、大人◯名 合計◯名でした!
10月の遊び場のあそび
・タイヤブランコ
・ロープで高跳び
・ロープで遊具作り
・たき火
・しゃぼん玉
・昆虫採取
・モルック
10月はしゃぼん玉祭り!
大人も子どももみんな大好きしゃぼん玉!
飛ばして楽しいしゃぼん玉!
ということで、盛大にしゃぼん玉を飛ばしまくって遊びました。
写真もどことなくエモイよ!!!!
そして、昆虫採取
男の子って虫好き多いよねー!
バッタやカマキリやトンボめがけてずっと走りまわっている姿が印象的でした
1人、メチャクチャ虫に詳しい子がいて
「この卵は○○っていう外来種のカマキリかもしれない」
と、卵からの同定を滔々と語ってくれました
そして、やってきたモルック!
初めてやったんですけど、メチャクチャ面白いですね、これ!!?
遊び場でもDIYで作ってみるか!という話にまとまりつつあります。
来月作るかー!
事故とリスクと自由な遊び
ひとつご報告とコラムを書いていきます
去る10月某日
ふくらの森のタイヤロープで小学生高学年3人が遊んでいたところ
内1名がタイヤの回転で木の幹に頭をぶつける…という事故が発生しました。
(冒険遊び場事業ではなく、他のイベント中の話です)
事故に遭った子は意識もあり、出血もありませんでした
念のため病院へ診察に行ったものの、現在に至っても深刻化したという話は届いていません
大事には至らなかったものの、今回の事故をキッカケに事故対応について界隈で話題になったため、情報共有を目的として、ここに書き残しておきます
事故原因と事故対策
今回の事故原因と対策をかみ砕いてみます
・タイヤ径の外側に体や頭が出ていた
・タイヤを回転して遊んでいた
・大人がじぶんの手や体の届く範囲にいなかった、直接防止に間に合わなかった
次は冒険遊び場におけるタイヤロープに関する事故対策の一例です
・遊びの中で「木とタイヤの軽い衝突」「タイヤ回転による遠心力」をわざと体験させる
・最終手段として、緊急の場合はスタッフが体で止める態勢・位置にいる
・スタッフ自身の力量でコントロールできない勢いに決してしない
リスクをどこまで大人が受け入れるのか?
ここで『危険』についてもかみ砕いてみましょう
自然体験の中でよくよく使われる『危険』を表わす言葉に「リスク」と「ハザード」があります
「リスク」とは,子ども自身で発見や予見のできる,学びに繋がる危険のこと
「ハザード」とは,子どもが発見・予見できない,大怪我に繋がる危険のこと
では、タイヤロープはどちらになるのか?という話です
これは、それを判断する人の立場によって変わるモノだと、ふっくんは認識しています
プレーリーダーにとってタイヤロープは公園のブランコにはできない遊ぶことのできる遊具です
大きく揺れる、回転する、押したい人と乗りたい人が同時に遊べる…などなど、子どもたちの関係性を良くするモノです
ただし、ケガをする可能性や危険が森で最も高い存在として、必ずスタッフをその場に配置するというルールを設けてないといけないモノです
つまり、タイヤブランコはケガをする可能性もあるけれど、子どもの遊びに有益な『リスク』という位置づけです
一方で、例えば、遊び場に関係のない地主さんにとってみれば
『子どもがケガをするかもしれない危険性のある道具』となります
じぶんの関わりのある土地で流血事故なんて起きた日には決して気持ちの良いものではないでしょう
わざわざそんなイヤな気分になるモノを認める必要性もないわけですから、厄介者にほかなりません
そうなると、関わりの薄い人にとっては危険物でしかない『ハザード』という判断になりえます
このように、人の立場によって主張が異なることは仕方のないことのように思えます
子どもに自由を与える覚悟
子どもたちに「自由に遊んでいいよ!」と言うためには常にリスクとハザードを意識し安全管理を行い,
「危ない!」と口にすることもぐっと時には堪える大人側(スタッフ)の覚悟が必要です
本当に命や大怪我の危機に直面した場合には体を張って守ることは当たり前
自由に遊んでいるだけ…とはいえ、子どもたちの命を一時預かるわけですから、そんな役目が「軽い」わけもありません
小さく、幼い子どもたちは道具を使ったり、体を動かすことに慣れていなくて
転んだり、道具で指を切ったり、ヤケドだってするかもしれない
そういう「ちいさな失敗」を積み重ねた先に,じぶんで危険を察知して動ける成長した未来があるものだと信じて!
次回も冒険遊び場を開催していきます!